【コピペOK】PythonでOpenCVを使って動画の速度を変更する方法【編集の手間から卒業しよう】

こんにちは、さすを(@sasuwo0409)です。

いきなりですが、

動画の速度を変更したいけど、いちいちアプリを使うのはめんどくさい

もっと楽に動画の速度を変えたい

と思ったことはありませんか？

僕はよく思います。(笑)

今回の記事は、そんな悩みを解決するPythonでOpenCVを使って動画の速度を変更する方法を紹介していきます。

それでは本文をどうぞ。

困っている人

動画の速度を変更したいんだけど、いちいちアプリをつかうのめんどうなんだよなあ。

もっと簡単に動画の速度をかえられないかな。

あと、自動で変更できたら最高なのになあ。

さすを

これらの悩みを解決します！

この記事を読むとわかること：

PythonのOpenCVを使って動画の速度を変更する方法

筆者の情報：

現役システムエンジニア兼副業ブロガー
過去に6,000万のPython案件を受注
最近ハマっていることは朝からスタバに行くこと

注意：

Windowsをもとに説明しています。Macの方は、多少操作感が違うと思いますが、ご承知ください。
万が一失敗しても大丈夫なように、オリジナルのファイルは別に保存しておくことをおすすめします。

さすを

Pythonのインストール・OpenCVのインストールが終わっていない方は、まずは以下のサイトからインストールをおこなってください！

Pythonのインストール：

Windowsの方：
>>【Windows版】Pythonのインストール方法【画像を使ってわかりやすく解説】

Macの方：
>>MacにPythonをインストールする3つの方法！それぞれの利点と手順を紹介

OpenCVのインストール：

>>【これだけ知っておけばOKです】現役エンジニアもよく使う便利なPythonライブラリ22選

注意：OpenCVを使って動画速度を変更すると、音が消えてしまいます。
音を残したまま動画を遅くしたいという方は、【音も消えません！】Pythonを使って動画速度を遅くする方法の記事をご覧ください。

【音も消えません！】Pythonを使って動画速度を遅くする方法

音を残したまま動画の速度を遅らせたいと思ったことはありませんか？この記事では、現役エンジニアの筆者が、Pythonを使って自動で音を残したまま動画の速度を遅らせる方法を詳しく紹介しています。音を残したまま動画の速度を遅らせたい方は必見です。

※０円のサンプルテキストという近道

独学よりプログラミングスクールの方が効果は出やすいですが、値段が高く、なかなか手を出しづらいですよね。techgymでは無料のサンプルテキストと解説動画をもらえるので、これを使ってお得にPythonの基礎を学ぶのもオススメです。

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1.PythonでOpenCVを使って動画の速度を変更する方法
2.Pythonスキルを伸ばす方法とは？
- 2-1.独学編
- 2-2.スクール編
3.おわりに

1.PythonでOpenCVを使って動画の速度を変更する方法

まずはじめに、今回のフォルダ構成、ファイルは以下の通りです。

フォルダのパス	C:\Users\Sasuwo\Desktop\dance_example
ファイル名	ダンス1回目.MOV
	ダンス2回目.MOV

編集する動画のフォルダ構成(2)

フォルダのパス	C:\Users\Saswo\Desktop\Python\opencv
フォルダ名	bin
	cv2
	numpy
	numpy-1.20.3.dist-info
	opencv_python-4.5.2.52.dist-info
ファイル名	change_video_speed.py

スクリプトのフォルダ構成(2)

スクリプトのフォルダ構成は、後述する「change_video_speed.py」以外は、OpenCVをインストールすると自動的に入ります。

さすを

フォルダ名は、フォルダを開いてフォルダ名が書かれているボックスをクリックすればでてくるので、コピー＆ペーストで使っていきましょう！

そして、動画の速度を変更を行うPythonのスクリプトはこちらです。

change_video_speed.py:

import os
import cv2
import time

start = time.time()

def video_speed_change(path_in, path_out, scale_factor, color_flag):
    # 動画読み込みの設定
    movie = cv2.VideoCapture(path_in)

    # 動画ファイル保存用の設定
    # 元動画のFPSを取得
    fps = int(movie.get(cv2.CAP_PROP_FPS))

    # 動画保存時のFPSはスケールファクタをかける
    fps_new = int(fps * scale_factor)

    # 動画の横幅を取得
    width = int(movie.get(cv2.CAP_PROP_FRAME_WIDTH))

    # 動画の縦幅を取得
    height = int(movie.get(cv2.CAP_PROP_FRAME_HEIGHT))

    # 動画保存時のfourcc設定（mp4用）
    fourcc = cv2.VideoWriter_fourcc('m', 'p', '4', 'v')

    # 動画の仕様（ファイル名、fourcc, FPS, サイズ）
    video = cv2.VideoWriter(path_out, fourcc, fps_new, (width, height), color_flag)  

    # ファイルからフレームを1枚ずつ取得して動画処理後に保存する
    while True:
        # フレームを取得
        ret, frame = movie.read()        

        # 動画を保存する
        video.write(frame)

        # フレームが取得できない場合はループを抜ける
        if not ret:
            break

    # 撮影用オブジェクトとウィンドウの解放
    movie.release()
    return

#読み込みたいフォルダまで移動
path = "C:\\Users\\Yumiko\\Desktop\\dance_example"
    
#ファイル一覧取得
files = os.listdir(path)

for change_speed in files:
    path_in = path + "\\" + change_speed

    # 保存する動画のパス
    path_out = path + "\\" + change_speed + "スロー版.mp4"

    # FPSにかけるスケールファクター
    scale_factor = 0.6

    # カラー動画はTrue, グレースケール動画はFalse
    color_flag = True               

    # 動画の再生速度を変更する関数を実行
    video_speed_change(path_in, path_out, scale_factor, color_flag)

total = time.time() - start

print("処理が完了しました。")
print("処理時間：" + str(total) + "[sec]")