こんにちは、さすを(@sasuwo0409)です。
現役システムエンジニアをやっております。
過去にPythonを使った6,000万案件に携わったりしました。
この記事は、現役システムエンジニアの筆者が、「データベースとはなんぞや、、」と思っているあなたにむけて、データベースをわかりやすく説明していきます。
データベース?なにそれおいしいの??
と思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
それでは、本文をどうぞ。
1.データベースって何なの?【初心者にもわかりやすく解説します】
データベースとは、ずばり、データを見やすく整理した情報の集まりです。
え、、それだけ?
それだけなんです!
身近な例でいうと、銀行の口座情報だったり住所録はデータベースで管理されています。
Wikipediaでは、以下のように書かれています。
データベース(英: database, DB)とは、検索や蓄積が容易にできるよう整理された情報の集まり。通常はコンピュータによって実現されたものを指す。コンピュータを使用したデータベース・システムでは、データベース管理用のソフトウェアであるデータベース管理システムを使用する場合も多い。プログラムで扱うデータ構造やデータそのものを独自実装の場合に比べて少ない工数で操作できるようにしている。膨大なデータを扱う現代の情報システムでは最重要と言える[要出典]技術である。
Wikipedia
正直、そこまで明確に意味を理解していなくても大丈夫です。
データを入れる箱みたいなものなんだなあ、、と思っていればOKです。
2.データベースの必要性
データベースが必要とされる理由は以下の3つです。
- 大量のデータから欲しいデータを見つけやすくなる
- データ制御を行える
- データのバックアップができる
2-1.大量のデータから欲しいデータを見つけやすくなる
データベースが必要と言われる理由の1つ目は、大量のデータから欲しいデータを見つけやすくなるからです。
例えば、
「東京、ニューヨーク、ロンドン」の3つの文字の中からロンドンを探してください。
と言われたら、すぐに見つけることができると思います。
しかし、都市の数が10,000個だったらどうですか?
探すのに時間がかかりそうだし、大変だと思いませんか?
データベースには検索機能があるので、たとえデータの数が多くなってもすぐに欲しいデータを見つけることができます。
2-2.データ制御を行える
データベースが必要と言われる理由の2つ目は、データ制御を行えるからです。
データ制御とは、同じデータを更新しようとしたときに、一人しか更新できないようにするというものです。
データ制御ができないと、以下のような不都合が起こってしまいます。
身近な例で考えると、データ制御の大切さがわかると思います。
データベースがあるとデータ制御ができるので、データの整合性を保つことができます。
2-3.データのバックアップができる
データベースが必要と言われる理由の3つ目は、データのバックアップができるからです。
この世の中、なにが起こるかわかりません。
災害、PCが急にぶっ壊れる、停電、ハッキングなど不意にデータが壊れてしまったり消えてしまったりする可能性があります。
データベースにはバックアップ機能や複製機能があるので、万が一の時でも安全にデータを保護することができます。
3.データベースの種類
データベースの種類は、大きく分けて以下の3つがあります。
- リレーショナルデータベース
- 階層型データベース
- ネットワーク型データベース
3-1.リレーショナルデータベース
リレーショナルデータベースとは、データを表で管理するデータベースです。
長いので「RDB」と略されることもあります。
2つ以上の表(テーブル)から関連性のあるものを結合して新しい表を作ったり、表の中の値を更新すると、関連性のある表の値も自動的に更新したりできます。
リレーショナルデータベースのメリット・デメリットはこちらです。
3-2.階層型データベース
階層型データベースとは、データを木のような構造で表したデータベースです。
会社の組織図などでよく使われています。
階層型データベースのメリット・デメリットはこちらです。
3-3.ネットワーク型データベース
ネットワーク型データベースとは、階層型データベースではできなかった「多数対多数」を実現したデータベースです。
階層型データモデルよりも、各実体の関係をより自然に表現できるという特徴があります。
しかし、リレーショナル型データベースがさらに利便性の高いものだったため、徐々に使われなくなってしまいました。
ネットワーク型データベースのメリット・デメリットはこちらです。
4.データベースを管理するDBMS
ここまでデータベースについて紹介してきましたが、データベースの中のデータを取ってきたりするにはDBMS(データベースマネジメントシステム)というものが必要になります。
DBMSを使うことで、
- 必要なデータの作成、読み込み、上書き、削除
- 不正なデータの登録や更新の防止
- セキュリティ向上
などができるようになります。
DBMSを扱う時は、「SQL」などのDBMSに指示を与えるための言語をつかいます!
また、実務でよく使われる代表的なDBMSはこちらです。
DBMS名 | データベースの種類 | 有償/無償 |
Access | リレーショナルデータベース | 有償 |
MySQL | リレーショナルデータベース | 有償 |
Oracle | リレーショナルデータベース | 有償 |
PostgreSQL | リレーショナルデータベース | 有償 |
SQL Server | リレーショナルデータベース | 無償 |
MongoDB | NoSQL | 有償 |
リレーショナルデータベースの違いについて知りたい方は、以下の記事が参考になります。
また、エンジニアが投票したDBMSの人気ランキングをしりたい方はこちらから確認することができます。
5.データベースを触ってみよう【初心者におすすめなサイトを紹介します】
『4.データベースを管理するDBMS』で紹介したDBMSを使って、データベースを触ろうとしている方におすすめなサイトを紹介します。
ぜひ役立ててください!
Access:
MySQL:
Oracle:
PostgreSQL:
SQL Server:
MongoDB:
6.データベース初心者のおすすめ学習方法
データベース初心者のおすすめ学習方法の理想は、実案件でさわってみることです。
実案件ならば、仕様書を読み込みながらデータの作成・検索・更新・削除を行えるので知識と経験を一度に得ることができます。
しかし、エンジニアを目指している方や、駆け出しエンジニアの方が、いきなり実案件に手を付けるにはハードルが高いのも事実です。
ですので、
いきなり実案件はちょっとこわいわ、、
という方は、これから紹介するセミナーと本を参考にしてみてください。
最短で成長できるのは実案件、自分のペースで少しずつ成長したい人はセミナーや本ということですね!
6.1データベース初心者のおすすめ学習方法その1:セミナー
データベース初心者のおすすめ学習方法の1つ目は、セミナーです。
セミナーでの学習は、
- データベースの知識・経験が豊富なプロ講師から直接教えてもらえる
- 自分と同じような仲間に出会える(こともある)
- 無料の場合がある
というメリットがあります。
逆に、
- いつでも学習できるわけではない
- 高額なものもある
- というデメリットもあります。
僕自身、データベースに関するセミナーを受けたことはありませんが、調べてみたところ、以下のサイトがよさそうでした。
プロ講師に教えてもらいたいと思っている方はおすすめです。
6.2データベース初心者のおすすめ学習方法その2:本
データベース初心者のおすすめ学習方法の2つ目は、本での学習です。
本での学習は、
- 時間があればいつでもどこでも学習できる
- お金があまりかからない
ということがメリットです。
逆に、
- 辞めようと思えばいつでも辞められる
- わからなくなったときすぐに質問できない
というデメリットもあります。
ですので、ここでは、学習を続けやすくわかりやすい本を2冊紹介します。
SQL 第2版 ゼロからはじめるデータベース操作 (プログラミング学習シリーズ)
データベースについて学習するのにおすすめな本の1冊目は、SQL 第2版 ゼロからはじめるデータベース操作 (プログラミング学習シリーズ)です。
この本は、「データベースやSQLがはじめて」という初心者を対象に、SQLの基礎とコツをやさしく丁寧に教える入門書です。
豊富な図とサンプルプログラムでかみくだいて解説されているので、データベース初心者でもつまずくことなく学ぶことができるでしょう。
SQLの書き方だけはなく、アプリケーションでの利用方法まで説明している点もポイントです。
データベースを扱うアプリを作りたい方、現場で通用する基礎を身につけたい方におすすめの1冊です。
スッキリわかるSQL入門 第2版 ドリル222問付き! (スッキリシリーズ)
データベースについて学習するのにおすすめな本の2冊目は、スッキリわかるSQL入門 第2版 ドリル222問付き! (スッキリシリーズ)です。
この本は、Amazonのデータベース処理部門・データベースの一般・入門書で1位となっている人気の1冊です。
こちらも、豊富な図解とていねいな解説により、やさしく・楽しくデータベースとSQLを学習できる入門書になっています。
また、Webブラウザ上でSQLの作成と実行ができる、クラウドデータベース実行環境「dokoQL」(どこきゅーえる)という環境があるのもポイントです。
dokoQLは、PC、スマートフォンから利用できるので、自宅だけでなく通勤・通学中のすきま時間にも効率的にSQLとデータベースを学ぶことができます。
さらに、巻末には、アウトプット学習用に、基礎問題、発展問題、あわせて222問のドリルやよく陥りがちなエラーや落とし穴の対策をまとめた「エラー解決 虎の巻」が掲載されています。
アウトプットを通してデータベースとSQLを学びたい方、すきま時間も学習したい方におすすめです。
どちらか1冊持っていれば問題ありません!
教科書のように読み進めていきたい方は、SQL 第2版 ゼロからはじめるデータベース操作 (プログラミング学習シリーズ)。
漫画のように読み進めていきたい方は、スッキリわかるSQL入門 第2版 ドリル222問付き! (スッキリシリーズ)を選べばOKです!
7.データベース初心者は一度エクセルを触ってみるのもいいかも
データベースの経験が少ない方は、一度エクセルを触ってみるのもありです。
エクセルでは、プログラムを書くことがないのでデータベースを知る入り口としては適しているでしょう。
Excelなら触ったことがあるな、、
なお、エクセルを使ったデータベースの作り方はこちらの記事がわかりやすかったです。
8.データベースを学習するうえでおすすめの資格【脱初心者を目指す方へ】
エンジニア転職を視野に入れていて、データベースに関する資格を取りたい方は、データベーススペシャリスト試験を受けることがおすすめです。
この試験に合格すると、データベーススペシャリストという国家資格が与えられます。
国家資格という実績があるのとないのとでは、印象が違うことは簡単に想像できるでしょう。
データベーススペシャリストについて詳しく知りたい方は、公式ページをご覧ください。
そのほか、エンジニア転職するうえで有利に働く資格はこちらです。
- 基本情報技術者試験
- 応用情報技術者試験
難易度は、基本情報技術者試験 < 応用情報技術者試験 < データベーススペシャリストとなっています。
「どれでもいいけど、ひとまず資格の勉強を始めたい」という方は、基本情報技術者試験の勉強から始めることをおすすめします。
なお、これらの資格はすべて国家資格です。
基本情報技術者試験の合格するための勉強方法についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、参考にしていただけたらと思います。
>>基本情報技術者試験を一発で合格するための方法を5分で解説【実体験】
同じく、応用情報技術者試験の合格するための勉強方法についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、参考にしていただけたらと思います。
>>【たった2冊でOK!】応用情報技術者試験のおすすめ書籍・勉強法【これで1発合格しました】
どちらも実体験なので、参考になると思います。
9.おわりに
実際にデータベースを使って業務を行っている僕が、データベースの意味や特徴を詳しく説明してきました。
エンジニアになりたい方、アプリを作ってみたい方はデータベースの知識が必須になります!
この記事が少しでもあなたの役に立っていたら嬉しいです!
がんばるあなたを心から応援しています!
それでは!
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