こんにちは、さすを(@sasuwo0409)です。
最近読書にハマり、おすすめの本を周りの人に聞いたり、調べたりしていました。
心が動かされる本がいいことから、今回選んだ本は『ガラスの海を渡る舟』!
王様のブランチでも取り上げられた非常に有名な小説本です。
小説を読むのは久しぶりだったので少し不安はあったのですが、この本を読んだ後には、心がフッと軽くなりました。
何度も心を動かされました!
今回はそんな、『ガラスの海を渡る舟』の口コミや心打たれた言葉、どのような人におすすめなのかなどを詳しく紹介します。
まさに今、小説を探していたり、『ガラスの海を渡る舟』はおもしろいの?と調べている人は、ぜひ参考にしてくださいね。
それでは、本文をどうぞ。
1.『ガラスの海を渡る舟』を読んだ感想レビュー
総合評価
実際に『ガラスの海を渡る舟』を読んで、このようなことを感じました。
- とても読みやすい
- 登場人物のセリフが胸に刺さる
- 自分の使っている言葉を振り返るきっかけになる
- 読み終わった感がない
小説ということもあって、読みやすかったです。また、人間関係や人間の死など、想像しやすい内容も織り込まれているので、気づかない間に感情移入していました。
ただ、小説特有なのかもしれませんが、読み終わった感がありませんでした。
というのも、完全なハッピーエンドではなく、まだ続くような終わり方なので「もう終わっちゃうのか」と思ってしまいました。
これが小説の良さなのかもしれません!
そしてなにより、この本を読んでよかったと思ったのが、登場人物の言葉が胸に刺さるということです。
普段何気なく使っている言葉がどれだけ自分勝手なのかということや、人を気遣うための言葉が時としてその人を傷つけているということを知るきっかけになりました。
この本には素敵な言葉がたくさんあるのですが、僕がこの本を読んで胸に刺さった言葉を一部紹介します。
もっとたいへんな人がいる。その言葉を口にするとき、人は自分自身の感情をないがしろにしてしまう。やえちゃんの感じた恐怖は、やえちゃんのものなのに。
「ひとりひとり違うという状態こそが『ふつう』なんや。『みんな同じ』の方が不自然なんや」
「前を向かなければいけないと言われても前を向けないというのなら、それはまだ前を向く時ではないです。準備が整っていないのに前を向くのは間違っています。向き合うべきものに背を向ける行為です」
「他人の良いところを認めるより、批判したり揚げ足取ったりする方が、ずっと簡単やな。優位に立ったような気分になれるけど、実際はその場にとどまったまんまや。でも羽衣ちゃんは認めた。それができるやつはさきに進める」
でも、まずは、認めてあげたいと思う。承認の言葉を周囲に求めるんじゃなくて、わたし自信が、わたしを認めてあげないと。
とても読みやすく、読み終わるころには心が軽くなったような気がします。何度も読み返したい、そんな一冊になりました。
2.『ガラスの海を渡る舟』の周りの人の口コミ
周りの人の口コミをまとめました。
良い口コミ:
ガラスの海を渡る舟 寺地はるな #読了
— haru (@haru4_65) December 24, 2021
祖父が亡くなりガラス工房を継いだ二人の仲の悪い兄妹の話
良かった
どこがいいとか言葉にしたら、言葉にしなかった所がこぼれ落ちそうで出来ない pic.twitter.com/7m0qNtUI9g
ガラスの海を渡る舟/寺地はるな
— Mow (@Mow_lce) November 16, 2021
祖父のガラス工房を引き継いだ兄と妹が少しずつ歩み寄っていく素敵な物語でした
読んでいてとても心地の良い作品でした#読了#読書好きと繋がりたい pic.twitter.com/8wKY27i0rX
『ガラスの海を渡る舟』寺地はるな(PHP研究所) #読了
— 綾 (@ayabowbow) December 15, 2021
祖父からガラス工房を受け継いだ兄妹の話。
この兄妹の対比がいい感じ。才能に嫉妬したり、お互いの気持ちがぎくしゃくしたり。
寺地はるなさんの作品を読むのはこれで2作目だけど、優しい気持ちになれるから好き。
表紙と裏表紙が気に入った。 pic.twitter.com/EvnpI0D1cc
『ガラスの海を渡る舟』寺地はるな
— ミヤビ☽読書垢 (@38383838miyabi) October 21, 2021
祖父の後を継ぎ、ガラス工房を共に営む不器用なきょうだいの物語。
想いが詰まった骨壷と、故人とのエピソードに毎回泣きそうになりました。
#読了#読書好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/dmOETO7DoS
ガラスの海を渡る舟/寺地はるな #読了
— アキラ* (@cdr__cv) November 4, 2021
発達障害があると思われる兄・道と、そんな兄を疎ましく思っている妹・羽衣子。亡き祖父のガラス工房を引き継いだ2人の成長物語。
誰かに認められ、何者かになりたかった過去の自分に、私は私で生きるしかないよって今なら言える。#読書好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/OlFMb1z1sG
「ガラスの海を渡る舟」寺地はるな #読了
— あん@読書 & 庭のハーブ*キッチン·* (@Anne_dokusyo227) September 16, 2021
人との関わりが苦手な兄。自分に自信が持てない妹。祖父の後を継ぎガラス職人になる2人。
ガラスの骨壷に託す想いは、人それぞれだ。経験(データ)を重ね、2人は海に漕ぎ出せるのか。
読み終えると、今が愛おしくなる。帯の通り宝石のような言葉が溢れる。 pic.twitter.com/QBzrS3xcFA
44 ガラスの海を渡る舟/寺地はるな
— Yunka (@bookyunka) October 17, 2021
ガラス工房を営む兄妹の10年の物語。
最初は兄の道を疎み、自分を特別だと思う羽衣子を痛々しくけど少しわかるなと思って見守っていたけどだんだんお互いがお互いに影響を与え合い、この2人でよかったなぁと。
読み終わってから装丁を見るとまた印象深いです。#読了 pic.twitter.com/Y25S6a2Wss
悪い口コミ:
なんとなくサラッとしすぎていて、なんてことはないかなという印象なのに、結構重いと思えばかなり思い話も盛り込まれていたり、気持ちに余裕があればもっと感情移入できてたのかな。。。書きすぎないところが軽く感じてしまった印象。
【感想・ネタバレ】ガラスの海を渡る舟のレビュー
ガラス工房を営む兄妹の物語。まさにこの数年が舞台でコロナ禍であることも描かれているのだが、だからこその心情にもう少し踏み込んでくれたら、という感じだった。
【感想・ネタバレ】ガラスの海を渡る舟のレビュー
ガラス工房を営む兄妹それぞれの視点から語られる物語。羽衣子の何にもなれないと葛藤するのも分かるし道のシンプルな考え方…なかなか難しい事だけれども、それも羨ましいなと思う。
【感想・ネタバレ】ガラスの海を渡る舟のレビュー
前半は若干退屈な部分もあり、さらさらと読んでしまったけど、後半は胸に突き刺さる言葉も多く何度か泣いてしまった。自分が苦しい時にはあまり読みたくないかも。でも最後はちゃんと温かい気持ちで終えられる。
【感想・ネタバレ】ガラスの海を渡る舟のレビュー
「心地の良い素敵な物語だった」「優しい気持ちになれた」「宝石のような言葉が胸を打った」のような前向きな感想が多かったです。ただ、「重い話が合って驚いた」「もっと踏み込んだ心情が欲しかった」という意見もありました。
3.『ガラスの海を渡る舟』がおすすめの人
実際に本を読んでみて、『ガラスの海を渡る舟』がおすすめできるのはこのような人だと感じました。
レビューにもある通り、『ガラスの海を渡る舟』には、宝石のような胸に染みる言葉がたくさんあります。
ですので、優しい気持ちになりたい人や素敵な言葉の書かれた小説を読みたい人に向いています。
本に書かれている言葉を誰かに話したくなりました!
また、この本は王様のブランチでも取り上げられた傑作長編小説なので、話題の小説を読みたい人にも向いています。
逆に、心打つ言葉を求めていない人や、マイナーな本を読みたい人は、得られる情報が少ないかもしれないので、その辺りは理解したうえで購入した方がいいでしょう。
4.『ガラスの海を渡る舟』の詳しい情報
4-1.目次
- 序章 羽
- 第一章 骨
- 第二章 舟
- 第三章 海
- 終章 道
4-2.著者のプロフィール
- 本名:寺地はるな
- 職業:小説家
- 生年月日:1977年
- 主な受賞歴:ポプラ社小説新人賞(2014年)、咲くやこの花賞(2020年)
4-3.あらすじ
脆くて、同じものは一つもない。人生はまるで、ガラスみたいだ。
みんなと同じ行動がとれず、他人から疎まれてしまいがちな兄の道。落ちこぼれでも優等生でもなく、何でも平均的にこなせるけれど、「特別ななにか」が見つからない妹の羽衣子。祖父の遺言をきっかけに、ともにガラス工房を引き継ぐことになった、相容れない二人の絆の行方とは。大阪・空堀商店街にあるガラス工房で兄妹が過ごした、いとおしい10年間を描く感動の物語。
署名:ガラスの海を渡る舟
著者:寺地はるな
単行本:256ページ
出版社:PHP研究所
発売日:2021/9/10
5.『ガラスの海を渡る舟』はどこでお得に買える?
『ガラスの海を渡る舟』は書店、ネットのどちらでも購入することができます。
各サービスと本の値段、特徴は以下の通りです。
サービス名 | 値段 | 特徴 |
Kindle(電子書籍) | 1,350円 | Kindleを持っていたら最安値 |
DMMブックス(電子書籍) | 1,500円 | 初回購入なら70%OFFで購入できる |
ひかりTVブック(電子書籍) | 1,500円 | ひかりTVの契約をしていればTV上で見れる |
楽天ブックス(電子書籍) | 1,500円 | 書籍よりも安く購入できる お買い物マラソンなどのセールでお得に買えることもある |
Amazon(書籍) | 1,760円 | ブラックフライデーなどのセールでお得に買えることもある |
楽天ブックス(書籍) | 1,760円 | お買い物マラソンなどのセールでお得に買えることもある |
書店 | 1,760円 | 買ってすぐに読める |
単行本よりも電子書籍の方が安いことがわかります。ただ、サービスがたくさんあり、どのサービスがお得なのか迷ってしまいますよね。
僕の主観ですが、もし電子書籍をどのサービスで購入するか迷ったら、次のように決めればいいと思います。
Kindleをすでに持っている人は最安値で購入することができるのでおすすめです。
>>Kindle(電子書籍)で『ガラスの海を渡る舟』を読んでみる
また、DMMブックスで電子書籍を購入すると、初回限定ですが70%OFFになるので、一度きりですがKindleよりも安く購入することができますよ!
1,500円の本の70%OFFなので、450円で買うことができるということですね!
>>DMMブックス(電子書籍)で『ガラスの海を渡る舟』を読んでみる
さらに、Amazonや楽天でも『ガラスの海を渡る舟』は購入することができます。
どちらもブラックフライデーやお買い物マラソンなどのキャンペーンがあるので、実際の値段より安く購入できることがあります。
普段からAmazonを使っている方や、楽天ポイントで購入したい!という人は、Amazon・楽天からの購入でもいいと思います。
>>Amazon(書籍)で『ガラスの海を渡る舟』を読んでみる
まとめ:『ガラスの海を渡る舟』は言葉の宝箱
今回は、王様のブランチでも取り上げられた傑作長編小説『ガラスの海を渡る舟』の感想レビューをしました。
内容をまとめるとこのようになります。
まとめ①
『ガラスの海を渡る舟』を読んで感じたこと:
とても読みやすい
登場人物のセリフが胸に刺さる
自分の使っている言葉を振り返るきっかけになる
読み終わった感がない
まとめ②
『ガラスの海を渡る舟』 がおすすめな人:
優しい気持ちになりたい人
素敵な言葉の書かれた小説を読みたい人
話題の小説を読みたい人
この本を読んで、普段自分の使っている言葉を振り返るきっかけになりました。
なにより、素敵な言葉たちに出会えたのが一番の収穫です!
少しずつ交わっていく家族の絆が、素敵な言葉とともに紡がれていく本なので「本を読んで優しい気持ちになりたい」「素敵な言葉の書かれた小説を読みたい」「話題の小説を読みたい」という方は、ぜひこの本をチェックしてみてください。
この記事が、『ガラスの海を渡る舟』を読もうか悩んでいる人の参考になればうれしいです!
それでは!
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